ONSAが運営する楽譜出版事業「Golden Hearts Publications」のストアです。海外の自費出版作品を中心に吹奏楽やアンサンブルの楽譜を取り扱っています。

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Golden Hearts Publicationsこぼれ話〜高くなっても大判スコアにする理由

※この項目ではブログに書いていた連載「Golden Hearts Publicationsこぼれ話」の内容に追加修正を加えています。

これまでも何度か触れてきましたが、Golden Hearts Publicationsの最初の契約作曲家であり、Golden Hearts Publicationsを始めるきっかけとなった作曲家はベルギーのディートリヒ・ヴァンアケリェンです。

日本国内で彼の作品の印刷・販売代行をするにあたり、彼が自身で販売している楽譜の仕様を確認しました。再現性を高めるためですね。

彼の仕様はフルスコアについてはA3サイズ、用紙はビオトープを使っているとのことでした。パート譜についてはちょっと忘れましたが、確かコピーされたものと区別出来るように色のついた紙を使うとかそんな感じだったと思います。

特にスコアについて彼と何度もディスカッションをしたわけですが、「吹奏楽は段数が多くなるからA4だと読めないよね」「紙が照明に反射すると指揮者はやりづらいよね」「リング製本じゃないと180度開けないから使いづらいよね」など、色々「確かになあ」と思うところがありました。彼は顧客である指揮者の目線でスコアを作っていたわけですね。そこに作る側の都合や理屈なんてないわけです。

これに共感するところが多かったので、まず最初は彼の仕様をGolden Hearts Publicationsの基準としました。

ただ、日本全国探しましたが、A3サイズをリング製本でビオトープを使って1部から受注生産、というのに対応出来る会社で、なおかつ品質も良くビジネスパートナーとしてまともに話が出来る会社は皆無に等しく、なんとかなんないかなあと探し回ってようやく見つけたのが今の印刷会社です。散々日本全国問い合わせておいてまさかの広島でしたけど。現在は印刷会社はすべて広島で、大判ビオトープ(DX版)、大判上質紙(安価版)、A4以下の商品(ポケットスコアやパート譜)、にわけて印刷会社3社を使い分けています。

実際に見てみるとわかるのですが、吹奏楽で小編成でないものは、やはりA4だと指揮や指導の時に見づらいですよね。見づらくないですか。どちらかというと見づらいですよね。見やすくはない。

なのでA3、あと海外にはない規格だそうですがB4、この2つのサイズをスコアサイズの基本としています。

これが、まずビオトープという用紙が高いのと、A4よりサイズが大きくなると印刷費が一気に高くなるので、結果的にスコア分の制作原価が高くなります。

それでもおそらく輸入するよりは安くて早く提供できるかなというところなのですが、ビオトープを使っていない、大判でも自社のレーザープリンターで印刷できる、そういう会社さんの商品に比べると高いですので、各作家さんの了承を得て、安価版をご用意しました。

安価版はスコアサイズは変わりませんがビオトープを使わずに色上質紙を使います。照明の反射の部分で本意ではない形ですが、日本のバンド、特に学校の部活動は予算が決まっているところの方が多いかと思いますし、予算を超えた額の楽譜を買うのは難しいだろうということで、主に予算で苦しんでいるバンド向けにご用意しています。なので予算に余裕があればビオトープ(安価版に対してDX版という名称にしていますが)をご購入頂いた方が、後々指揮者の方にとってはよろしいかと思いますね。(一応安価版でも白い上質紙ではなくて少し目に優しいアイボリー色の上質紙を使っています)

僕もしょっちゅう腰を痛めたりしてたので整体に行ってたんですが、僕の場合は一日中パソコン使っているので、目の疲れから首やら腰やらに疲れがきてるって言われました。そこでブルーライトカットのフィルムをパソコンの画面に貼ったら、だいぶ首や腰は疲れにくくなりました。かれこれもう1年くらい整体に行ってないですね。

何の根拠もないんですが(ないのか)、もし指揮者の方(指揮をする機会が多い方)で首から下がどこか痛いとか疲れてるとかいう場合は、目の疲れが原因の場合もあるので、PCにはブルーライトカットフィルムを貼り、スマホは必要以上に見ない、そしてスコアは大きいサイズのビオトープ用紙を使う、と(笑)

他所(よそ)には他所の事情やお考えがあるので決してA4サイズのスコアに対して「悪だ!撲滅しろ!」とは思いませんが、「読めないので拡大コピーして使っている」という現場の声を聞くと、やはり吹奏楽のスコアは小編成でない限り(段数が少なくない限り)は、大きいスコアも選択肢に入れてあげるといいんじゃないかなと思う昨今です。なおかつビオトープが広まれば面白いなと思いますが、そこまでの需要が指揮者側になければGolden Hearts Publicationsが安価版で出しているような色上質紙で良いのかもしれません。(普通紙とか白色に近い上質紙は色が明るすぎるのでやっぱり目に痛いですよね)

そんな感じでGolden Hearts Publicationsの吹奏楽のフルスコアは作曲家からの指定がない限りはA3/B4選択制なんですが、高すぎて勉強用とか選曲用には向かないので、A4またはB5に縮小した、指揮用ではないサイズのものを「ポケットスコア」として安価でご用意したりしています。まあ、やっぱり指揮をするにはちょっと無理があるサイズなのであくまでも勉強・選曲用っていう用途におのずと限られてきますね。

A4スコアが見づらいから拡大コピーするってのは違法コピーにもつながるところなので(ちゃんと複製の手続き・申請をしていれば違法ではないですが、結構高いらしいです)、業界全体的にスコアサイズの見直しや選択肢の増加の動きが起これば、演奏する側も快適になるんじゃないかなあと思う次第です。
営業日時:平日10〜17時(土日祝日休業、その他夏季・冬季など休業あり)

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