ONSAが運営する楽譜出版事業「Golden Hearts Publications」のストアです。海外の自費出版作品を中心に吹奏楽やアンサンブルの楽譜を取り扱っています。

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Golden Hearts Publicationsこぼれ話〜海外作品の現状と作曲家の願い

※この項目ではブログに書いていた連載「Golden Hearts Publicationsこぼれ話」の内容に追加修正を加えています。

テーマは「海外作品の現状と作曲家の願い」ですが別にそれほどオタク的に詳しいわけでもないので、経験上こう感じたとかこういうことがありました、というお話しをさせていただきます。

一昔前までは海外の作品はそれなりに大手の各国の出版社から出版されて、世界中に代理店を置いて流通していくという形がメジャーだったと思います。

これは今でもメジャーな手法だと思いますが、ここ10年前くらいから特に増えてきたのが「作曲家が自分の出版社を立ち上げて自分のウェブサイトで売る」という形です。「○○ミュージック」のようなブランド名を付けている場合もそうでない場合もありますが自分でダイレクトに売るということですね。自費出版みたいな形です。法人の場合と個人の場合があります。

英語が比較的通じる国であれば、それで多くの国に広めることも出来ますし、何より1冊売り上げた時の利益も大きいし、自分で自分の作品をコントロール出来るという点は作曲家にとってのひとつのメリットだと思います。どこの誰に売ったかも分かります。

昔は出版社にカタログCDを作ってもらって、CDを聴いてもらってから楽譜を買ってもらう、というプロモーションの流れもありましたが、今はYouTubeやSoundcroudがありますし、必ずしも出版社に預けてカタログCDに収録されないとダメというわけでもないかと思います。

ただ、英語がなかなか通じない国には情報が届かないというデメリットもあります。

そこで登場する国のうちのひとつが日本ですね。大手ショッピングモールですら多言語対応はおろか英語にすら対応してないですし、英語の習熟度は世界的に見てもかなり低い位置にあるそうです。

「日本では吹奏楽が盛んらしい」「自分の国からも作品が売れてる作曲家が出ているらしい」みたいなことは自費出版している作家さんも様々な友人知人のネットワークで知っている人も多いでしょう。

Wind Band Press(Golden Hearts Publicationsと同じONSAの事業で、最初に始めた事業)を始める以前から海外の一部の作曲家とはプライベートで交流があり、彼らの状況も知っていたので、僕も「日本で成功するためにはどうすればいいか」みたいな海外の作曲家に向けた英語のブログなんかを書いていました。

成功法則みたいなのはないので「こういうことをやって知ってもらうようにしようね」とかそういう内容だった気がします。

ただそういう活動をしていく中で、「僕の作品、日本で演奏されてほしいよー!」という相談を受けることもあり、特にそれを熱望していたのがディートリヒ・ヴァンアケリェンですね。彼は日本語の勉強を始めちゃうくらいに「日本で演奏されたいし日本に行きたいし」みたいな熱い想いを持っています。

Golden Hearts Publicationsは彼の想いに応える形で始まったのですが、他の自費出版をしている作曲家にもたくさん声をかけてみると、やっぱり「日本で演奏されてほしい」という想いはあるみたいですね。想いの強さや優先順位は人それぞれなので、ディーラーとして僕に作品を預けるかどうかも人それぞれですけど。

ですからGolden Hearts Publicationsが印刷代行をしている作曲家は「日本で自作が演奏されてほしい」という想いが比較的強い作家さんということですね。

香港のマンチン・ドナルド・ユーのように印刷代行じゃなくて「出版社として作品を預かってくれ」という先方の希望でGolden Hearts Publicationsから出版している作曲家もいます。ユーさんの場合はグローバル戦略というか、世界各地の出版社から色々な作品を出している方なので、日本に関してはたまたま知りあった僕に木管がらみの室内楽作品は任せるみたいです。

海外の情報については、お詳しい方であれば僕よりも詳しいでしょうし、もっと大手の日本の出版社をディーラーにしている作曲家もいらっしゃいます。

ただ日本国内にどれだけ詳しい人がいても、詳しくないその他大勢の人に伝わらなければ、その作品は存在しないとの同じようなものなので、「日本で演奏されてほしい」と願う作曲家の方が僕を頼ってくれるのであれば、微力ながらパワー全開でやりたいと思いますし、これまでそういった作曲家の存在すら知らず、作品の存在も知らなかった方々に情報が伝わり、「あーこの曲やりたい!」となって、実際に演奏してみて「あーこの曲演奏できて良かった!」というふうになればとても嬉しいですよね。

作曲家もハッピー、演奏する側もハッピー、それを結び付けられたら僕もハッピー。関わった人が皆ハッピー。これって素敵だなと思います。

なので、曲の好き嫌いは人それぞれありますが、「演奏されたい作曲家」と「演奏したい人」をマッチング出来るように頑張っている、という次第です。
営業日時:平日10〜17時(土日祝日休業、その他夏季・冬季など休業あり)

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